2021年12月24日

来年無事に産まれてね

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今年も樹名板の裏にクヌギカメムシの仲間の卵がありました。卵はゼリー状の物に包まれており、まだ寒い2月にふ化する幼虫の食糧になります。卵から出ている綿棒のような物はゼリーに包まれた卵が息をするための呼吸管と言われています。年を越して来年無事にふ化できるでしょうか?樹名板の裏をそっと覗いてみてください。

撮影場所 ヤブムラサキの交差点からアベマキの交差点
撮影日 12月24日
(写真・文 倉知)


★年末年始の休館は2021年12月27日(月)から2022年1月4日(火)までです。2022年1月5日(水)から開館となります。今年も自然観察の森にご来訪いただきありがとうございました。来年もよろしくおねがい申し上げます。よいお年をお迎えください。 
posted by 豊田市自然観察の森 at 16:41| カメムシ目

2021年12月22日

身近な鳥の意外な一面

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ヨシの湿地の茂みからアオジの声がしたので探していた時のこと。頭上から「ビビビッ、ビビビッ」と鳴きながらセグロセキレイが飛んできました。水辺などでよく見かけますが実は日本固有種で、海外のバードウォッチャーからは人気の1種です。ちなみによく似ているハクセキレイは、ユーラシア大陸からアフリカ大陸北部までの広い範囲で見ることができます。

撮影場所 ヨシの湿地
撮影日 12月22日
(写真・文 青木)

★新型コロナウイルス感染症の予防、感染拡大防止のため、ご来場の際は屋内・屋外かかわらずマスクを着用ください。当面の間、ご飲食可能なスペースは1階屋上デッキのみといたします。ルールを守って安全にご利用ください。ご理解とご協力をお願いいたします。
posted by 豊田市自然観察の森 at 15:43|

2021年12月17日

艶やかな赤い実

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艶やかな赤い実をつけるサネカズラには美男葛(びなんかずら)という別名があります。由来は、昔その樹皮からとれた粘液を整髪に使用していたからと言われています。つる性植物で枝は他の木などに巻き付いています。樹皮を爪でひっかくと粘液が出てきました。これを塗ったらあの赤い実のように艶やかな髪になるのでしょうか?

撮影場所 ヤブムラサキの交差点からオオルリの交差点
撮影日 12月17日
(写真・文 倉知)

★新型コロナウイルス感染症の予防、感染拡大防止のため、ご来場の際は屋内・屋外かかわらずマスクを着用ください。当面の間、ご飲食可能なスペースは1階屋上デッキのみといたします。ルールを守って安全にご利用ください。ご理解とご協力をお願いいたします。
posted by 豊田市自然観察の森 at 12:51|