この時期森を歩いていると、足下にまだ青いどんぐりが枝ごと落ちているのを見かけます。
よく見てみると、ドングリの帽子(殻斗)部分に小さな穴がありました。実はこれ、ハイイロチョッキリという小さなゾウムシの産卵痕です。メスが木の上でドングリに穴を開け、そこに卵を産んで枝ごと切り落とします。孵化した幼虫は、ドングリの中身を食べて成長します。これは、ハイイロチョッキリにとって大切な“落とし物”なんです。
撮影日 9月16日
撮影場所 ヤブムラサキの交差点〜アベマキの交差点-1
(写真・文 植阪)
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