2018年10月30日

碧眼の妖精

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空中を飛んでいるのはアオイトトンボです。ヒメアカネやオオアオイトトンボなどと並んで秋深まる森の中でも観察できるトンボの一種です。写真は成熟したオスなので目が青く、腹部の先は白く粉がふいています。華奢な体と青い目は西洋の物語に出てくる妖精のようでした。

撮影場所 鏡田池
(写真・文 山下)
posted by 豊田市自然観察の森 at 14:40| 日記

2018年10月08日

オータムレッド

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観察の森の周辺を調査していると地面に1pほどの赤いものを発見しました。近づいて観察すると小さなキノコであることがわかりました。キノコの先生に聞いてみたところベニヒガサというキノコであるとのこと。小さな体に秋の紅葉を濃縮したような艶やかな色をしています。ベニヒガサ(紅日傘)という名前もぴったりです。

撮影場所 鏡田池の交差点から運動広場の交差点
(写真・文 山下)
posted by 豊田市自然観察の森 at 13:22| 日記

2018年07月28日

小さな赤ちゃん

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「ツバメシジミがフジに卵を産んでいたよ」と教えてもらったので、写真を撮りに行くとすでにふ化した後でした。食べあとを頼りに丹念に探すと2ミリほどの幼虫が茎にくっついていました。今は見つけるのも大変な幼虫ですが蛹になる前には1センチほどに成長します。※12時50分に暴風警報が発令されたため本日は閉園いたしました。

撮影場所 ネイチャーセンター
(写真・文 山下)
posted by 豊田市自然観察の森 at 13:40| 日記

2018年07月27日

トゲアリファミリー

トゲアリ

ヒノキの根元に木の削りくずがたくさん溜まっています。大きなうろ(樹洞)があり、体長1cmほどの大きなアリが何頭も出入りして、くわえた木くずを下に捨てていました。その名の通り背中にトゲをもつアリ、トゲアリです。別種のアリの巣を乗っ取りますが、成功率は非常に低いとのことで、無事に繁栄した幸運なコロニーのようです。

撮影場所 ダルマガエルの交差点から寺部池観察デッキ
(写真・文 小池)
posted by 豊田市自然観察の森 at 15:34| 日記

2018年03月29日

キラキラのハネ

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暑いほどの日差しを受けてヨシの湿地ではシオヤトンボが飛んでいました。シオヤトンボは春一番に羽化をするトンボです。まだ柔らかいハネをキラキラと輝かせて飛ぶ姿はまるで春を連れてきた妖精のようでした。

撮影場所 ヨシの湿地
(写真・文 山下)
posted by 豊田市自然観察の森 at 16:30| 日記