2019年03月09日

ビロウドツリアブも活動開始

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3月6日に啓蟄(けいちつ:二十四節気の一つ。陽気に誘われ、土の中の虫が動き出す頃)を迎えました。森の中では、ビロウドツリアブやハエの仲間などが元気よく飛び始めました。鳥たちのさえずりの他に、虫たちの羽音も聞こえてきます。生きものたちは、厳しい冬を乗り越え、この時を待っていたかのようです。生きものたちがとても輝いて見えます。

撮影場所 ヒメタイコウチの交差点からセミの交差点
(写真・文 石川)
posted by 豊田市自然観察の森 at 15:41| ハエ目

2018年03月24日

オスもメスもかわいいです

ビロウドツリアブ オス メス

ふわふわ毛玉のビロウドツリアブがあちこちで見られるようになりました。暖かい場所ではブーンという羽音が何重奏にも聞こえます。このビロウドツリアブを含め、アブの仲間の多くは目(複眼)の位置でオスとメスを見分けることができます。写真を見て、どう違うかわかるでしょうか?

撮影場所 シダの交差点からヒキガエルの交差点
(写真・文 小池)
posted by 豊田市自然観察の森 at 12:08| ハエ目

2017年04月12日

ふわふわぬいぐるみアブ

ビロウドツリアブ

金茶色の毛がふさふさに生えたぬいぐるみのようなアブ、ビロウドツリアブをよく見るようになりました。花の蜜を吸う姿はかわいらしいですが、幼虫は、土中に巣を作るヒメハナバチの仲間のサナギや幼虫、卵に寄生するという、なんだか見た目から想像しにくいような一面があります。

撮影場所 ヒキガエルの交差点
(写真・文 小池)
posted by 豊田市自然観察の森 at 11:24| ハエ目

2016年06月05日

ふわふわと舞う妖精

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白い点がいくつか並び、ふわふわとシダの谷を舞うようにして漂っていました。その光景は森の妖精を見つけてしまったかのような感覚に陥ります。妖精の正体はエサキヒメコシボソガガンボ。体の黒い部分は森の色に溶け込み、脚先の白い部分だけ目立って見えたことが妖精のように感じたのです。写真のものは交尾しながらふわりと森に帰っていきました。

撮影場所 シダの谷
(写真・文 長縄)
posted by 豊田市自然観察の森 at 15:47| ハエ目

2016年03月12日

ビロウド吊りアブ

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最近の暖かさのおかげでビロウドツリアブが出てきました。ビロウドツリアブはハネを早く動かすことができ、その動きは速すぎて静止しているようにも見えます。飛びながら長い口吻(ストローのような口)で蜜を吸う姿が吊られているように見えるのでツリアブと名付けられました。チャンスがあればその姿をぜひ観察してみてください。

撮影場所 谷の交差点1
(写真・川島 文・長縄)
posted by 豊田市自然観察の森 at 16:08| ハエ目