2023年02月03日

つつく音も大きめです

DSCN8722.JPG 森を歩いていると、どこからか木をつつく音が聞こえてきました。コゲラ(身近によく見られるスズメ大の小さなキツツキ)よりも強めで大きいその音をたよりに探すと、木の幹にアカゲラの姿を見つけました。ムクドリ大の中型のキツツキで、この森では冬鳥(冬季に見られる鳥)です。後頭部が赤いのがオスの特徴です。個人的に、アカゲラを見るとザ・キツツキという印象を受け迫力を感じます。 撮影日 2月3日 撮影場所 セミの交差点〜レキの交差点 (写真・文 植阪) ★新型コロナウイルス..
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2022年12月09日

キツツキを漢字で書くと…

コゲラ.jpg ギィーー!という声が聞こえた方向を見ると、コゲラがいました。キツツキの仲間です。キツツキは漢字で「啄木鳥」と書き、有名な歌人、「石川啄木(いしかわたくぼく)」のペンネームにも使われています。その理由として、故郷で療養中に窓の外からキツツキが木をつつく音に心を慰められたためと言われています。この森でも時折木をつつく音が聞こえてくるので、耳を澄ませてみてください。 撮影日 12月9日 撮影場所 シダの谷 (写真・文 坂口) ★新型コロナウイルス感染症の予防..
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2020年11月25日

アオゲラの曲芸?

アオゲラ 道沿いからかなり林の中に入ったところでユッサユッサと枝が揺れていて、何か生きものが? とやぶを透かすようにじっと目をこらすと、アオゲラが木の実を食べていました。キツツキでは小さなコゲラが枝にぶら下がっているのはよく見ますが、全長が倍ほどもあるアオゲラが同じように木の実を食べられることに感心しました。 撮影場所 シダの交差点からヒキガエルの交差点 (写真・文 小池) ★新型コロナウイルス感染症の予防、感染拡大防止のため、ご来場の際は屋内・屋外かかわらずマス..
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2020年09月06日

ビィィ!

200906-kogera.jpg ビィィ!という鳴き声とともにコゲラが目の前の木に止まりました。体の大きさがスズメと同じくらいの小さなキツツキです。白いキリッとしたまゆが凛々しいなと思います。木をつつくところが見れるかと思い観察していましたが、プリッとふんをしてまたビィィ!と鳴いて飛んでいきました。 撮影場所 シダの谷 (写真・文 倉知) ★10月4日(日)〜11日(日)はとよた生きものウィーク! 豊田市のさまざまな自然を楽しく学んでみませんか? →とよた生きものウィーク ★新型..
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2020年01月09日

冬のグルメ

ヤマハゼの実を食べるコゲラ キツツキの仲間で、枯れ木の幹を叩いて昆虫などを食べるイメージが強いコゲラですが、時には木の実も食べます。今日はヤマハゼの実を熱心に食べているコゲラに出会いました。近くの木からは別のコゲラがコツコツコココと幹を叩く音もしていて、いろいろなものを食べているようです。 撮影場所 トンボの湿地 (写真・文 小池)
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2019年11月30日

垂直移動

コゲラとシジュウカラ 遅い秋にようやく染まり始めた木々の葉が、風が吹くたびにどんどん散り落ちます。少しずつ森の見通しがよくなって、小鳥たちの姿がとらえやすくなってきました。今日は、食べ物を探して大きなアベマキの幹を垂直に行ったり来たりする、忍者のようなコゲラとシジュウカラの姿をじっくり観察することができました。 撮影場所 ヨシの湿地 (写真・文 小池)
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2019年04月29日

コゲラの行水

コゲラ コゲラが地面の上にいました。あれっ、と思って見ていると、水の中に入りバサバサと水浴びをし、しばらくすると羽繕いもそこそこに木の幹に上がりました。コゲラだってさっぱりしたいときもあり、当然水浴びもするのでしょうが、キツツキの仲間が地面にいて水浴びするのを見るのはなんだか不思議な気持ちがします。初めて見ました。 撮影場所 ミズギボウシの湿地 (写真・文 小池)
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2018年12月13日

居場所のサイン

アカゲラ 「コンコンコンコン」と、木をつつく音が聞こえてきました。音がする方を見てみると、アカゲラがいました。アカゲラは、12月11日に紹介しましたコゲラより大きいキツツキです。自然観察の森では冬鳥として、この時期に出会うことができます。鳴き声の「キョッ、キョッ」、木をつつく音は、居場所のサインとなり、姿を探しやすいです。バードウォッチングをするのに嬉しい存在です。 撮影場所  シダの交差点からエナガの交差点 (写真・文 石川)
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2018年12月11日

じっと見ています

コゲラ キツツキの仲間というと枯れ木を叩いて昆虫類を食べるイメージが強いですが、生き物の少ない秋冬などは特に、木の実も食べます。このコゲラがとまっているのは鈴なりに実ったヤマハゼの木。くちばしは既に何か白いものがついて汚れていますが、まだ足りないとばかり、視線は実に固定です。 撮影場所  シダの交差点からヒキガエルの交差点 (写真・文 小池)
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2018年11月25日

混群

混群(エナガ、シジュウカラ) 小鳥の混群が見られるようになりました。繁殖期以外には、写真のエナガ(上)、シジュウカラ(下)、ヤマガラ、メジロ、コゲラなどは集団で行動します。群れを作ることにより、食べ物を見つけやすいため、天敵に気づきやすいため、と言われています。集団の中でも種によって行動が違うのがおもしろく、ついじっと観察してしまいます。 撮影場所  ヨシの湿地・バッタの小屋 (写真・文 小池)
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2018年02月01日

今度は黄緑色のキツツキ!!

180201-aogera.jpg 展望台付近で「キョッキョッ」という声と木を叩く音が聞こえてきました。木を叩く音は先週紹介したコゲラよりも分厚い印象です。待っていると近くに現れてくれました。背中の黄緑色と頭部にある赤色が美しいアオゲラです。ちなみにこの個体は雌で、雄は頭の後ろの赤色部が額まで及びます。途中で猛禽類が狙いを定めて急降下してきました。逃げ切れたようでほっとしたことでしょう。 撮影場所 展望台 (写真・文 田島)
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2018年01月28日

ひょこっとこんにちは!!

180128-kogera.jpg 観察路沿いで「ギーッ」という声と木を叩く音が聞こえてきました。正体は日本で一番小さなキツツキであるコゲラです。樹皮をはぎながら夢中になって餌を探しています。たまに木の裏からひょこっと顔を出してくれる様子が可愛らしく、こんにちはと挨拶してしまいました。はたしてこちらには気づいているのでしょうか。 撮影場所 マツボックリの交差点からヤマグリの交差点 (写真・文 田島)
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2018年01月05日

あけましておめでとうございます

ヤマハゼの実を食べるルリビタキ  休み明けの森を見まわると、ヒヨドリ、メジロ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、ウグイス、アオジ、クロジ、シロハラ、モズ、ジョウビタキ、写真のルリビタキ(ヤマハゼの実を食べています)とたくさんの鳥たちが出迎えてくれました。人間のいない森を満喫していたのでしょうか。 撮影場所 シダの谷 (写真・文 小池)
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2016年07月02日

あまりの暑さに?

コゲラ 目の前の枯れ木にコゲラがやってきました。エサを探しているようなのですが、いつもならカッカッカッと小気味よいリズムで木を叩くのに、コツ、コツ、と元気無さげに、口も半開きです。おりしも気温は30度に達しようかというところ、コゲラもあまりの暑さにまいっているのかもしれません。 撮影場所 エナガの交差点からレキの交差点 (写真・文 小池)
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2015年11月07日

ふわふわエナガ

エナガ 小鳥たちが混群(異なる種類の鳥でつくる群れ)をつくっています。にぎやかなメジロ、警戒しているヤマガラ、ネクタイをしめたシジュウカラ、マイペースのコゲラ。白と薄桃色のふわふわの姿でひときわ人気なのがエナガです。双眼鏡を使うと細かいところまでよく見えます。受付にて無料でお貸ししています。 撮影場所 ヨシの湿地 (写真・文 小池)
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2015年03月22日

新居作り

150322-kogera.jpg 「コンコンコン」という音に周りを見渡してみるとコゲラが枯れ木に穴を開けていました。腰まですっぽり入るほどの大きさなので、どうやら巣作りをしているようです。ここでうまく繁殖してくれるといいのですが・・・静かに見守りたいと思います。 撮影場所 ヒキガエルの交差点 (写真・文 山下)
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